会長挨拶

生物資源科学部同窓会長 荒瀬榮

会長

同窓会長就任のご挨拶

6月1日付で今岡会長よりバトンを引き継ぎ、生物資源科学部同窓会長に就任いたしました。私は、昭和48年、農学部農学科を卒業しました。山口県職員を経て、昭和54年に島根大学(農学部、専門は植物病理学)に奉職しました。平成27年4月から本年3月までは、島根大学理事・副学長として大学の管理・運営に携わり、特に教育・学生支援を担当いたしました。島根大学での様々な経験を活かして生物資源科学部同窓会の発展に微力ではありますが寄与したいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。

数年前、ある支部の同窓会へ出席した折、“島根大学での学生生活が素晴らしくて忘れることができません。できれば島根で生活したいと思っています。”と話してくれた卒業生がいました。同窓会長を引き受けるにあたって、先ほどの卒業生のような気持ちを生物資源科学部を卒業する学生の皆さんに持っていただけるような活動を学部の教職員の皆様と一緒に進めさせて頂こうと考えております。

そのために、以下の3点に力を入れたいと考えています。一つ目は、在学生支援です。同窓会は、これまで在校生のキャリア形成と就職支援の観点から卒業生との対話の場を作ってまいりました。また、コロナウィル感染症の発生に対する学生の経済的支援として大学本部への寄付を行ってきました。また、在学中の学生支援として後援会と共催で保護者との面談会による学生の就学全般の支援を行ってきております。今後は、ウイズコロナやアフターコロナを見据えてDX時代にふさわしい活動も取り入れ、一層の学生支援を進めたいと考えています。

二つ目は、教職員・学生と同窓会員の交流です。在校生及び卒業生が大学と卒業生の皆様との繋がりを深めるためにホームカミングデーなどの取り組みが行われていますが十分ではありません。今後は、各支部の充実と学部同窓会と支部とのつながりを強めていく取り組みを進めたいと考えています。そのために、大学側からの一方的なお知らせやお願いだけでなく、卒業生からの情報提供を学部で活かす取り組みや卒業生が必要とする情報の提供も必要と考えおります。そのために、卒業生の皆様からは同窓会あるいは大学への要望等をお聞きする機会を作りたいと考えています。

三つ目は、同窓会加入者の確保です。現在、同窓会の総会員数は10891名(物故者546名を含む)で、内訳は島根県立農林専門学校131名、島根農科大学1163名、農学部3792名、生物資源科学部5535名及び旧職員270名となっております。毎年の同窓会加入率は平均で50-60%ですが、昨今、加入率が徐々に低下しています。同窓会の充実のためにその役割と重要性を在学生に理解していただく取り組みも進めたいと考えています。

最後になりますが、これらの同窓会活動を通じて生物資源科学部の一層の発展を応援することができましたなら、この上ない喜びであります。同窓生の皆様の協力と応援をお願いしまして、就任の挨拶とさせていただきます。

令和3年

荒瀬 栄